top of page

よくある前立腺がんについての質問

 

 

Q PSAについて教えて下さい。

 Prostate Specific Antigen(前立腺特異抗原)の略です。前立腺上皮細胞でつくられるタンパクで、これが血中にもれ出た量を測定します。前立腺がんの心配があるかないか、組織検査(前立腺生検)を受けたほうが良いかどうかなどを判断する良い目安になります。

 

Q 病院で組織検査を受けた方が良いと言われました。 
      症状も何もないのですが受けたほうがよいでしょうか?

 前立腺がんに限らずあらゆる疾患に対して早期発見、早期診断の心構えをお持ちでしたら検査をお勧めします。組織検査が確定診断を下す唯一の方法だからです。もし組織検査を受けたくないという判断の時は少なくとも1年に1回はPSA等の検査や診察を受けることをお勧めいたします。

 

Q 前立腺生検の合併症について教えて下さい。

 血尿、精液に血が混じる、生検針穿刺部の出血、尿路感染、発熱、血便、骨盤内出血、排尿障害などがありうります。それぞれ合併症を軽減、予防する対策を主治医の先生と相談しましょう。(例:出血性合併症の予防には抗血小板薬などを前もって中止したり、感染、発熱の予防には生検前に抗生物質を投与する、などなど)

 

Q 組織診断の説明の時に主治医に聞くべきポイントはなんですか。

 正確な診断に必要な組織標本が作られたかどうか、がん細胞の有無はもちろん、炎症の所見の有無などをよく見てもらって下さい。がん細胞がない場合、その後の診察予定はどうしたらよいかご相談下さい。

 

Q 75歳の父親が前立腺がんで治療中です。 
      自分はまだ40歳ですが前立腺がんの心配はありせんか。

 前立腺がんは50歳代以降にみられることから50歳からの前立腺検診がすすめられています。しかし親兄弟で前立腺がんのかたがいらっしゃる場合発生頻度が少し高いのでもう少し早くから、例えば40歳からの検診受診が勧められます。

 

 

一般の方からのご質問も可能な限りお受けしております。

(個人のプライバシーを厳守しております)

下記の質問フォームまたはFAX(0270 - 25 - 3001)で受け付けております。

bottom of page